悪質な探偵業者を見極める6つの方法

皆さんは、探偵に対してどのようなイメージをお持ちでしょうか?
テレビドラマなどでは、非常に高感度が高く描かれていることが多いのですが、実際の探偵には怪しいイメージを持っている方も少なくないと思います。
生活の中で、探偵にお世話になることは殆どなく、実態を知る機会がないためか、良くないイメージだけが先行していることもあるでしょう。

少し前までの探偵は、確かに怪しい会社も多く違法ギリギリの行為をしていることも珍しくありませんでした。ただし、最近の探偵業界はクリーンになってきており、多くの探偵業者は適正に業務を行っています。
必要以上に警戒する必要はありませんが、悪質な探偵業者が無い訳ではあませんので、お客様自身で見極めることも必要になります。
依頼をしても、調査が行われないことやトラブルに巻き込まれるようなことは少ないと思われますが、調査の質に問題がある場合や追加料金などの金銭的なトラブルを耳にすることは少なくありません。
このようなトラブルが多い探偵業者には、一定の特徴がありますのでご紹介させていただきます。

探偵を選ぶには、悪質な探偵を見分けるだけでなく、その他にも注意すべき項目は多くあります。
探偵事務所の選び方 比較ガイド | Detective selection

こちらのサイトでは、探偵事務所を選ぶ方法を細かく説明しています。
併せて、ご確認いただければと思います。

探偵業届出証明書が交付されていることが最低条件

探偵業務を行う場合には、探偵業の業務の適正化に関する法律(通称:探偵業法)により、都道府県の公安委員会に届け出を行うことが義務付けられています。届け出を行った探偵事業者には、探偵業届出証明書が交付されることになります。
探偵業者のホームページなどで、○○県公安委員会届出業者 第123456789号のような記載を目にしたことがあると思いますが、この番号が届け出番号になります。
また、事務所の分かりやすい場所に、「探偵業届出証明書」を掲示することが義務付けられていますので、確認してみると良いでしょう。

探偵業届出証明書がある探偵が、優良な探偵業者である訳ではありませんが、法律で決められた届け出すら行っていない業者には、依頼しないほうが良いと考えられます。
最低限の基準として、探偵業の届出を行っている業者かを確認するようにしましょう。

不透明な追加料金が発生しないかを確認

探偵業者に対する最も多いクレームは、料金に関係するものになります。
料金が安い業者が良い訳ではありませんが、当初の契約と比べ法外な追加料金が発生したり、通常は料金に含まれるべきものが、追加料金として請求される業者は悪質と言えるでしょう。
調査の過程で、ある程度追加料金が発生することは仕方がない部分がありますが、安い料金で契約を取り、追加料金で利益を上げるような探偵は良心的とは言えません。
何処までの料金が含まれており、どの様な追加料金が発生するのかを、明確に説明してくれる業者を選ぶようにしましょう。
調査の過程で実際に利用した「電車代・有料道路代・駐車料金」などは、追加料金として請求されることが普通ですが、「下見代・報告書代・特殊機材代」などは、基本料金に含むべきもので、追加料金を請求する業者には注意しましょう。
また、ホームページ上の料金と、実際の見積もりの料金がかけ離れている業者も避けるべきです。このような姿勢の業者は、安い料金で広告を行い高い料金で契約を取る経営方針であることが多く、追加料金が高額になる可能性が高いと考えるのが普通です。

違法な方法での調査が行われないかを確認

違法な方法で調査を行っている探偵業者は、依然と比べれば少なくなってきていますが、全ての業者が適切な方法で調査を行っているとは言えないのが現状です。
違法な方法で入手した証拠に関しては、裁判でも証拠として採用されないばかりか、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性も否定できません。
最悪、依頼者自身が罪に問われたり、相手に賠償を請求される可能性も否定できません。適切な調査方法で調査を行ってくれる探偵業者に依頼するようにしましょう。

違法な行為を行っていないかを確認することは難しいかもしれませんが、国籍の調査や出身地の調査など、差別に当たる調査は法律により禁止されています。
そのような調査に対応できるかを聞いてみることも、一つの判断材料になるのではないでしょうか?
違法な調査を引き受ける探偵業者は、信用しないほうが良いかもしれません。

強引に契約を迫る業者は注意が必要

探偵業者へのクレームで最も多いものの一つに、強引な営業活動が挙げられます。
事務所に相談に行ったら「強引に契約を迫られた」「契約をするまで返してもらえない」「威圧感があるような行為で契約を迫られた」などの声を聞くことは珍しくありません。
探偵の調査費用は、決して安いものではありませんので、その場で契約をする方のほうが少ないのではないでしょうか?
強引に契約を迫る探偵業者の特徴として、調査料金が法外に高いことが挙げられます。
そもそも、調査料金が適正であれば、他社との相見積もりを取られること嫌う必要もなく、契約を急がせる必要すらありません。
強引に契約を迫る探偵業者は、何かしらの問題があると考えることが普通です。

人間性が最も大切な部分

自分に適した探偵業者を見つめるためには、自分とフィーリングが合う探偵であることも大切です。
調査を依頼したら終わりではなく、探偵とは調査中にも密に連絡を取り合うことが多いものです。
また、調査後にも、様々なアドバイスを頂けることもあります。
探偵を選ぶ判断材料として、話やすく親身に相談に乗ってくれる、信頼できる業者に依頼することは大切な部分になります。

探偵事務所の選び方 比較ガイド | Detective selection